校長のブログ

日々の生活を気ままにつづった日記帳。

流行と音楽の事情9

最近めっきり見なくなった雑誌にFMファンとか、FMレコパルとかがあります。若い人は「ファミリー○ート?」の事かと思うかもしれませんが、FMラジオの番組表の載っている雑誌の事です。今ではたぶん余程のFMラジオマニア(?)の方しか買っていないと思いますが、私が音楽を始めた頃はみんなこぞって買ったものです。その当時、新しい音楽を聴く為には自分でレコードを買って聴くか、友達からレコードを借りて何度も聴くとレコードが傷むのでカセットテープにダビングして聴くのが常識でした。その当時はレコードレンタルショップもありませんでした。そこで、レコードと同じ良い音質で音楽を流してくれるFMラジオをテープに録音して聴くのが普通でした。FMラジオ番組表をくまなくチェックして、カセットに録音する作業を「エアーチェック」と言ったものでした。発売されているレコードの他にどこそこで某月某日に行われたライブなどもオンエアーすることがあったので、音楽をやっている人も単なるリスナーの人も「エアーチェック」は当時の重要な仕事だったと思います。たとえば、「昨日の○○○、エアーチェックした?」「当然エアーチェックしたよ。」などと当たり前の様に会話されていました。「エアーチェックしたんだけど曲の途中で家族が部屋の電気消したら、ノイズが入っちゃってまいったよ。(笑)」なんて若い世代の人は何の事やらわかりませんよね。(次回に続く)

2005年07月19日(火)19時33分

流行と音楽の事情8

スクールのある鶴見駅でも最近はアコースティックを中心とした、ストリートライブがよく行われているようです。横浜の伊勢崎町などでは、何組、何十組ものストリートアーティストがライブをやっているのを見ました。これらは、ストリートライブからメジャーデビューを果たしたアーティストにならっての事だと思うのですが、私の記憶ではここまでストリートライブが盛んになったのは、この10年でしょうか。私は、この30年程の間にさまざまな場所でライブ等を行ってきましたが、ストリート(路上)だけは残念な事に経験したことがありません。これからも余程の事が無い限り経験することはできないと思います。私が音楽を始めた頃は、まだストリートというと過激派のようなイメージがあったかと思います。少し前に新宿フォークゲリラとかもありましたし、何日も洗っていないような不潔な長髪で安保反対やら、戦争反対を絶叫するような・・・今、考えてみるときっと「戦争を知らない子供達」とか「友よ」とかを歌ってたのではないかと思います。(いや違う、そんな歌を歌ってなかったという方は教えてください。)今、歌ってみるとそれらは、過激どころか何とも健全な歌ばかりです。(笑)たぶん音楽始めた頃、駅前でギター弾いて歌ってくると言ったら、両親に絶対止められただろうなぁ。私が音楽を始めた頃は、そんな時代でした。(次回に続く)

2005年07月15日(金)15時51分

流行と音楽の事情7

ギターの音を合わせるのに、最近ではチューナーを使う事が多くなりました。私が音楽を始めた頃はもちろんそんなものは無く、みんなピッチパイプか音叉を使ってチューニングをしていました。ピッチパイプは当時初心者がギターを買うと付いてきたのを思い出します。ピッチパイプは短い笛のようなパイプが6つくっついている笛です。音叉に比べて非常に合わせ難かったです。今考えると、私が高校生の時に初めてチューナーという機械が出現したように思います。分厚い辞書くらいの大きさで、単1電池4本が動力でした。そう、コンパクトエフェクターを2個並べたような物でした。KORGから出ていたのを覚えています。価格は30000円くらいしたと思います。もちろんそんな高価な品物をチューニングのために買う事はできませんでした。また、持っていたとしても持ち運びに不便な重さで使わなかったでしょう。高校のクラシックギター部にそのチューナーがあって、初めてチューナーを使ってギターをチューニングした時は、感動しました。しかしチューニングはギターを始めてから、今まで練習してきたものだったので、何か損した様な気持ちになったのも覚えています。でも結局はチューニングは耳で練習しておいて良かったんですね。(次回に続く)

2005年07月12日(火)19時51分
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