校長のブログ

日々の生活を気ままにつづった日記帳

流行と音楽の事情5

貧乏なミュージシャンにとって今も昔も悩みの種なのは、ギター、ベースの弦です。私がギターを始めた頃は、国産のGRECO(エレキ)とか、MORRIS(アコギ)の弦が比較的手に入りやすかったと思います。それでも、価格は1000~1200円くらいは、したと思います。あとは、NIGHTという弦専門のブランドがあって売っていたのを覚えています。ギターの弦ばかりは、ある程度の周期とライブの度に、交換しないといけないものです。弦が古くなってくると音も悪くなってしまうのです。本で読んで知ったか、先輩ミュージシャンに聞いたのかは覚えていないのですが、古くなって錆びた弦をお湯で一度煮て、また天日に干して使うと弦が生き返るといわれ、早速やってみましたが、あまり効果は無かったようです。高校生だった私も毎週のようにライブをやっていた為、少ないこづかいから、弦代を出していました。ちなみに当時、輸入弦というとアーニーボール、ガズブーマー、フェンダー(エレキ)ギブソン、マーチンマーキス(アコギ)でした。価格は、それぞれ2000円くらいしたのを覚えています。高いからといってそれらの弦が良いとはかぎらず、最初から錆びた弦が入ってたりしたのを覚えています。高いからみんな買わないので、その内に賞味期限がきれちゃったという感じでしょうか。そんなある時、カワセ楽器のオリジナル弦というのが何と(!)1セット400円で売っているという情報をギター雑誌から得ることができました。絶対に安いと思った私は、すぐに買いに行きましたが時すでに遅し、売り切れでした。そんな頃に比べたら、最近は弦がすごく安くなったと思いますよ。楽器屋に行って安い弦を見ると、ついまとめ買いをしてしまうのは、その当時の高い弦に、さんざん懲らしめられているからなのかもしれません。(次回に続く)

2005年07月08日(金)18時08分

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